スピーカの良品/不良品の判定は、定格入力か実使用に近い入力レベルで全数検査したいところですが、検査員の健康リスク面を考えると100dBを超える音圧を聴感検査で継続的に判定することは現実的な解決策ではありません。
この為、エタニ電機は、30年以上前から生産ラインにおける自動検査を推進してきており、独自開発技術である”Rub & Buzz”をはじめとする検査項目や限度管理判定などを組み入れた高精度な検査手法を確立しています。
大音量などの人間には過酷すぎる検査項目も、自動検査機への簡単な条件設定を入力するだけで、安定的に検査結果を提供し続けます。検査の継続的な精度の確保と検査員の健康リスク回避を両立するエタニ電機の自動検査機の導入を是非ご検討ください。以下にエタニ電機の自動検査機のラインナップを紹介します。
自動検査機は、スピーカが無響箱にセットされたというPLCからの信号を受信すると自動で検査を開始し、検査終了時には検査結果と終了の信号を発信するサイクルで検査を繰り返し行いますので、検査ブースは無人での運用も可能です。測定用途に応じたマイクロホンのラインナップも充実しておりますので、組み合わせ機器のご相談も含め、お問合せいただけると幸いです。
高精度: 異常音は、SPLから-80dB以上低いレベルも検出可能です。
高速検査: 1回最短1secのスイープで最大9項目(周波数特性、SPL、インピーダンス、位相、歪レベル、異常音など)の測定が可能です。項目ごとに大入力と小入力を組合せ、最大6回のスイープにそれぞれ条件を設定することで多面的な性能管理が可能です。