S-265/365オプション機能:信号処理を含んだ再生システムで発生する遅延時間の補正機能
近年増加しているBluetooth通信やDSPによる信号処理を含んだ製品の評価を正確に実行する為に、エタニ電機株式会社は、信号処理で発生する遅延時間分を補正するオプション機能を導入いたします。オプション機能は、測定条件の設定画面上で相殺したい遅延時間を直接入力するシンプル操作の構成になっており、サインスイープ信号を使った周波数応答特性や指向特性、パワーリニアリティーなどの測定にご活用いただけます。
図1. Bluetooth接続機器の測定で遅延時間を相殺しなかった場合
図2. Bluetooth接続機器の測定で遅延時間分を補正した場合
図1の遅延時間を補正しなかった場合の周波数特性と図2の遅延時間分を補正した場合を比較すると、補正しない場合は、正確な測定が出来ていないことがわかります。
<問題点>
① 周波数プロット位置のズレ(高域側にシフト)
② 高調波歪特性の異常表示
③ 位相特性が測定出来ていない
尚、相殺する遅延時間を入力する為、遅延時間を測定するインパルス応答測定ソフトの導入が必要になりますので、お手持ちがない場合は同時購入をお勧めします。
高度な構成の製品評価を正確に実施する為に、是非とも導入をご検討ください。お問合せをお待ちしております。