異常音も測れる生産ライン用のシステムです。
超小型スピーカから大型スピーカまで、広範囲に利用できます。
慣れ親しんだETANIの従来機と同じ操作性で、ストレスなく新環境に移管でき、拡張機能で専門性の高い検査にも活用できます。
S-355の特長
- 操作が簡単です。
- 広範囲の測定と異音検査を高速・高精度に繰返し実行し、良品と不良品をオンタイムで区別します。
- 標準仕様で50Wアンプを内蔵し、LINE OUT接続による外部アンプコントロールにも対応します。
S-355でできる測定検査
S-355スピーカ検査装置は、異常音も測れる生産ライン用のシステムです。 スピーカに要求される全ての特性を短時間で自動測定し、オンタイムで良否判定を実行します。
- 音圧周波数特性
- 全高調波歪・2nd,3rd高調波歪
- インピーダンス周波数特性
- 位相周波数特性
- 異常音周波数特性
- 感度(So)
- インピーダンス(Zo)
- 最低共振周波数(fo)
- 極性(Po)
- 絶縁試験(オプション)
スピーカドライブ中のボイスコイルとフレーム間の絶縁試験
電圧が同一であれば複数項目をまとめて1回で測定、異なる電圧は電圧ごとに切替えてスイープし測定・処理を行います。
その他の機能
全数の検査データをオンラインリアルタイムで統計処理。平均、標準偏差、CP、CPKやヒストグラム、パレート図などを出力。品質管理情報のデータベース化が可能です。(オプション)
S-355のシステム
基本システム図
測定部は、出力50Wのパワーアンプを内蔵した一体構造ですが、OUTPUT端子から別売の外部パワーアンプ(出力100W、0.5Ω~8Ω対応)に接続し、コントロールも可能です。PCやマイクロホン、無響箱などの治具と共に全体が構成されます。
ハードウエアの基本構成
- S-355測定部:S3552A ( 50W(4~8Ω)パワーアンプ内蔵一体型 )
- パワーアンプ:S2533 ( 100W(0.5~8Ω)専用外部パワーアンプ)
アクセサリー
- リモコン(表示付き)
- 絶縁テストユニット(ソフト付き):S2507A
- HDDバックアップキット(ソフト付き)
- マイクロホン:1/2インチ及び1/4インチ計測用エレクトレット及びコンデンサタイプ
- 無響箱(スピーカ検査用)
小型(約43L):A-1602
中型(約140L):A-1601 - 無停電安定化電源 100〜120V 600VA用/1kVA用
- ノイズカットトランス
S-355判定画面の一例
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