S-265オプションソフトのオクターブ周波数分析の意味・目的と、通常のスイープ測定との違い・メリットデメリットなどを教えてください。
オクターブ周波数分析では、ある程度幅の広い周波数帯域の平均レベルを測定することを目的としていて、実環境などで周波数特性を把握することができます。スピーカの周波数特性を測定する場合はピンクノイズを出力し、一度に全帯域の周波数特性を求めることができます。
スイープと比較してのメリットは短時間で測定ができること、多少のピークディップを平均化して表示できること、信号出力とマイク入力を同期しなくてもよい、つまりディレーが有っても測定できることなどです。
デメリットは高調波歪みの測定ができない事と、急峻なピークディップが見えないことです。